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執筆者の写真Aiko Sada

熊大IRCMSでの最後のプレゼンを終えて思うこと

熊大IRCMSでは、Weekly IRCMS Meeting (WIM)が週一で開催され、PIやポスドク、学生がプレゼンと議論を行います。今日は私の当番だったのですが、WIMでのプレゼンは最後ということで、ラボのtrajectoryとこれまでの研究を振り返り、今後の展望も含め良いディスカッションができたと思います。


2016年に帰国して早7年半、独立してから4年。色々トライしながらも、研究は少しずつしか進まないものでじれったさも感じますが、基盤が整ってきたので次の5年、10年は自分も楽しみ。何よりラボメンバーがいなくて一人で熊大ラボを立ち上げていた頃を思うと、人が増えて研究が進むようになって、ありがたい限りです。


今自分がやっている研究は、アメリカのコーネル大で発表した仕事をもとに展開しているのですが、いざボスから離れ、独立して自由にやってみてくださいと言われると、思った以上に難しいですね。特に、熊大に来てからは、初めてのラボ運営ということで、人のリクルート、ラボ環境の構築、マネジメント業や学生・ポスドクのメンターという意味でも試行錯誤の繰り返しです。研究資金の獲得をできないとラボが支えられないので、常に胃が痛いですし。


最初に独立した場所が熊大でなかったら途中で心折れてたかも。IRCMSで、研究の基盤をしっかりと作れたのと、国際的な環境の中でPIとしてやっていくための力と自信をつけられたと思います。何より同世代の研究者仲間と出会い、日々ディスカッションして、刺激を受けながら研究を進められたのが財産です。九大でもしっかり成果をあげられるように、さらなる高みを目指して頑張ります。


佐田

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