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2024年を振り返っての雑感

執筆者の写真: Aiko SadaAiko Sada

2024年もあとわずか。といっても、大学にいると、年度で考えがちなので、まだ3ヶ月あると思いたい。


今年はラボと家の引っ越しがあって、研究の進捗という意味では、プラマイゼロ感はあるけど、次の5年、10年で飛躍するための土台づくり、と思って辛抱強くやっていこう。佐田研メンバーが学会などに参加させてもらったときに、みんな研究楽しそうにやってますね、と言ってもらえることが増えたので、そこは何より。


国際学会で、今やっている仕事を話したときに、「あなたのボスの仕事もよく知っているけど、あなたの研究はユニークで面白いし、こういう研究ができるのが日本だね」と褒めてもらえたのは今年一番嬉しかった出来事かもしれない。帰国して8年半、独立して5年、自分が苦労しながらやってきたことは間違ってはいなかったんだな、と。


一方で、今年は色々な面で自分自身や自分のラボの未熟さを自覚する年でもあったので、出来ていないところは改善して、出来ているところには自信を持って、少しずつでも上を目指せるようにしたいと思う。研究者、40代でも若手と呼ばれるけど、確かに自分はまだまだだな。


日々(なぜか)忙しいので、どこにエフォートをかけるか悩ましい。振り返ってみると、一見無駄のように思えた仕事や役割、うまくいかなかった研究費申請や共同研究なども、長期的に見ると、どこかで点と点がつながって、結果的にポジティブにはたらくことも多い。人から仕事を頼まれることも増えて、全てを完璧にこなすのはなかなか難しい面もあるけど、私に、と思って依頼してくれるのだから出来る限り貢献したいと思う。ちょっと無理目と思ってもなるべく挑戦して、経験値とキャパシティを磨くのが大切。


毎日忙しくしていると、研究の発想やじっくり思考する時間がどうしても削られて、クリエイティブになれないので、時間を作るということは意識してやっていこう。フリーの時間がたった一日あるだけで、新しいことやろう!ってなるから、研究者にとって、タスクを詰め込みすぎないのは大事なのだと実感したり。


ということで、来年も人との繋がりを大事にして、ラボメンが研究できる環境を支え、やりたいことを具現化するために今やるべきことを一つずつやる、ということを目標にして、引き続き頑張っていこう。


今年も本当に多くの人にお世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。


佐田

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九州大学生体防御医学研究所

教授 佐田 亜衣子

E-mail: aiko.sada(at)bioreg.kyushu-u.ac.jp

〒812-8582

福岡県福岡市東区馬出3丁目1-1

Aiko Sada, Ph.D.

Professor

Medical Institute of Bioregulation, Kyushu University

 

E-mail: aiko.sada(at)bioreg.kyushu-u.ac.jp

 

3-1-1 Maidashi, Higashi-ku, Fukuoka City, Fukuoka

812-8582, Japan

©︎Sada Laboratory, Medical Institute of Bioregulation, Kyushu University

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